企業が新規の顧客に自社の製品やサービスを販売したいと考えた時に、法人リストはターゲットを絞って効率的に営業することができるので、とても便利です。
法人リストには業種別や企業の規模別、都道府県別等の様々なものがあり、二年以内に設立された新しい会社、といったものの抽出も可能です。飲食店がオフィスが多い場所でオープンする場合、半径500m以内の会社の社名やFAX番号の項目が入った法人リストを使うこともあります。オープンの案内やランチのメニューをFAXDMとして送り、駅等でちらしを配布するよりも効率的で、多くの人にアプローチできる宣伝活動としても使うことができます。法人リストは様々な抽出な仕方ができますがほとんどのところは有料なので、自分の販売したい商品やサービスをどのような会社に営業したいのか、ターゲットをしっかり絞ってリストを手に入れるようにした方が効率的で無駄の無い営業活動をすることができます。
法人リストは企業にとって非常に重要な顧客情報です。中にはこれまでの対応やその形等を紐付けて管理しているケースも多く、営業機会を得るための貴重な情報として用いられていることも少なくありません。しかし、最近ではこの法人リストが流出し、様々な社会問題を生み出すことも多くなっているため、その管理には十分に注意をすることが求められています。
法人リストの特徴は様々な顧客の担当者の連絡先や、場合によっては直近の売り上げ実績や企業活動の情報などが含まれていることが多い点です。これらは流出をすると相手先の企業の活動を脅かす様々な問題を生じてしまうことになるため、十分に注意をしなければなりません。絶対に不用意に外部に持ち出されないよう、徹底した管理を行うことが必要となるのです。そのため、近年ではセキュリティーネットワークを利用して担当者以外のアクセスを禁止したり、またアクセスをした人間の記録を残すなどの運用がされることが多く、万が一流出した場合でもその流出経路が明確にできるようになっていることがポイントとなっています。
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